JRグループから、青春１８きっぷ「2024年冬」のニュースリリースがありました。
使用方法が大幅に変更されていますので、ご利用の際はご注意ください。
以下、変更点をまとめました。
１．種類と料金
【変更前】
5日券：12,050円
【変更後】
5日券：12,050円（変更なし）
3日券：10,000円（新設）
２．使用可能期間
【変更前】
期間中ならいつでも使用可能
【変更後】
使用開始日を決めてから購入
使用開始日から連続する5日間（3日券は3日間）で使用可能
３．使用可能人数
【変更前】
1枚のきっぷを複数人で同時使用可能（同一行程に限る）
【変更後】
1枚のきっぷは1人でのみ使用可能
４．使用可能時間
【変更前】
当日の24:00まで使用可能（首都圏は終電まで）
【変更後】
終電まで使用可能
５．JRと直通運転する私鉄の通過特例
【変更前】
以下の路線区間は、途中下車しない場合に限り利用可能
【変更後】
通過特例はなし（全て別途料金が必要）
６．改札について
【変更前】
自動改札利用不可（有人改札に限る）
【変更後】
自動改札利用可能
ということで、全ては「自動改札対応」のための制度変更となっています。
たしかに、青春１８きっぷで改札を出入りする場合は、全て駅員さんのチェックが必要で、その負担は相当のものがあったかと思います。
1日の最初に、使用開始の日付印を押していただき、その後改札を出る際には、駅員さんがそのスタンプ日付を目で見て確認する必要がありました。
そのため、主要駅の有人改札にはいつも行列ができていたかと思います。
これが上記の変更対応を行うことにより、自動改札を通れるようになります。
利用者側としては「改悪」と感じるのは当然のことと思います。
私もそう感じています。
でも、駅員さんの負担を考えると、これによって大幅に改善されると思えば、致し方ないかというところです。
そもそも赤字路線をかかえながらの運営にもかかわらず、鉄道ファンのためこのような「お得なきっぷ」を発行していてくれること自体がありがたいことです。
これからも青春１８きっぷでの旅は続けたいと思います。
変更前後の「青春１８きっぷ」利用規定を添付しておきます。